▽比例選の序盤情勢…自民大幅減の見通し、国民・参政に勢い【参院選2025】<読売新聞オンライン>2025/07/05 05:10

参院選2025 比例選の序盤情勢
【グラフ】比例選での主な党派の予想獲得議席

傍田光路

三沢大樹

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 読売新聞社が実施した参院選の序盤情勢調査によると、比例選(改選定数50)では、自民党が前回2022年の18議席から大幅に減らす可能性がある。野党では、立憲民主党が前回選並みの議席を確保する見通しで、国民民主、参政両党は躍進する勢いだ。(傍田光路、三沢大樹)

参院選2025 比例選の序盤情勢

 「拍手喝采してもらえなくても、最後までこの国の将来に責任を持って全身全霊で選挙を戦い抜く」。石破首相(自民総裁)は4日、石川県輪島市の街頭演説で選挙情勢の厳しさをにじませつつ、支持を訴えた。

 自民は比例選での第1党は維持する見通しだが、過去最低だった10年の12議席と同程度に落ち込む可能性がある。自民支持層の7割強を固めたものの、内閣支持層の5割弱しか固められていない。

 公明党は前回選で獲得した6議席目に届くかどうかは微妙な情勢だ。選挙区選と比例選による選挙制度になった1983年以降、公明は6議席を下回ったことがなく、5議席に落ち込めば過去最低となる。

 自公両党は、衆院に続いて参院でも少数与党に追い込まれれば、政権運営はさらに困難さを増す恐れがある。自民幹部は「首相の発信が不十分で保守票が逃げている」と頭を抱える。

【グラフ】比例選での主な党派の予想獲得議席

 野党各党は、比例選でも政権批判票の受け皿になろうと、政権の政治姿勢を徹底追及する構えだ。

 立民は6~9議席の見通しで、前回選の7議席に並ぶ水準だ。もっとも、内閣不支持層の取り込みは1割強にとどまっている。野田代表は4日、熊本市での街頭演説でガソリン税の暫定税率に関し「課税の根拠を失っており廃止が当たり前だ。ところが自民が邪魔をしている」と攻撃した。

 一方、存在感を増しているのが参政だ。4~9議席が見込まれ、前回選の1議席から大幅増となる。重視する政策に「外交や安全保障」「憲法改正」を挙げた人からの支持は、いずれも自民に次いで多く、保守票の受け皿となっている可能性がある。

 昨年の衆院選で躍進した国民民主は、前回参院選の3議席から倍増させる勢いで、さらに積み増す可能性がある。若年層からの支持がトップで、18~39歳で2割強に上った。

 れいわ新選組は2~4議席の見込みで、前回選(2議席)からの積み増しが視野に入る。日本維新の会は前回選から半減して2~4議席になりそうだ。

 共産党は前回選(3議席)と同水準の2~4議席が見込まれる。日本保守党は複数議席をうかがう。社民党は1議席を死守できるかどうかが焦点で、諸派では再生の道が議席獲得の可能性がある。

▽自公、参院過半数は微妙な情勢 自民は1人区で不振 朝日序盤調査<朝日新聞デジタル>2025年7月4日 21時30分

 7月20日投開票の参院選について、朝日新聞社は3、4の両日、全国の有権者を対象に電話とインターネットによる情勢調査を行い、取材で得た情報も加え、序盤情勢を探った。自民と公明の与党は、非改選を含めた定数の過半数(125議席)の獲得が微妙な情勢になっている。自民は改選数1の「1人区」で不振だ。国民民主と参政はいずれも改選議席を大きく上回り、ふた桁議席を視野に入れる勢い。

 調査時点で投票態度を明らかにしていない人が選挙区で5割、比例区で4割おり、情勢が今後変わる可能性がある。

 石破茂首相が掲げた勝敗ラインは「非改選を含めて与党で過半数」で、自公の非改選75議席に加え、50議席を獲得すれば、目標は達成することになる。

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▽過去的中の高橋洋一氏 参院選衝撃、自公議席予想をTV発表→識者や専門家がどよめく「えっ…」 想像超えるヤバさ<YAHOOニュース>6/28(土) 20:25

デイリースポーツ

 ABC(朝日放送)

 経済学者の高橋洋一氏が28日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に出演。7月参院選の予想を公開した。

【写真】昨年の都知事選で高橋氏が提示した4つの素数 何と得票率 ピタリ一致がスゲー!  

「数量政策学者」として昨年は東京都知事選の上位得票を的中させるなど、数学的分析で驚異の結果を導き出すことで知られる。

 番組で、高橋氏作成の縦軸・横軸グラフが示され「直近の東京都議選議席率%(横軸)」と「直後の国政選挙議席率%(縦軸)」を示した点分布が、右上がりの直線に一定集約されることを現している。

 「過去の都議選と、そのあと1カ月くらいで行われた国政選挙が、もの凄く関係があるというデータです。相関係数0・91、ほとんど当たっちゃう感じです」と語った。

 今回東京都議選も惨敗した自公議席「40」もほぼ的中させたとする高橋氏は、このデータで参院選を計算すると「自公が参議院選挙だと46~53議席という数字になる」と予想した。

 スタジオの識者らがどよめき、「えっ」「ギリギリ…」との声が上がった。  今回参院選は改選など125議席が対象。3年前の自民圧勝で貯金があり、今回非改選75議席と合わせ、参院過半数維持のためには自公50議席が必要とされる。高橋氏は「普通は自公で50なんてちょろい数字ですよ、はっきり言えば」と指摘した。

 各方面でもさすがに自公の参院過半数割れは可能性が低いとの指摘もあったが、東京都議選の自公惨敗を受けて、風向きが変っているとも。

 高橋氏は「でもこのデータから見るとね、けっこう危ない。(過半数割れの可能性が)50%より高いと分析できるんです」と語り、司会の東野幸治が「おもしろ!」と声を上げた。