▽ウクライナ当局、国営原子力企業が絡む大規模汚職捜査進める<ロイター日本語版>2025年11月11日午前 7:26 GMT+9

Max Hunder

ウクライナ当局、国営原子力企業が絡む大規模汚職捜査進める

[キーウ 10日 ロイター] – ウクライナ国家汚職対策局(NABU)は10日、国営原子力企業エネルゴアトムに絡む大規模な汚職の捜査を進めていると明らかにした。実業家が主導し、エネルギー相の元顧問やエネルゴアトムの幹部と従業員らが関与する「ハイレベルの犯罪組織」が背後にあり、事業契約を通じて1億ドルの資金を不正に環流する仕組みが構築されていたという。

NABUは「いわゆる資金洗浄(マネーロンダリング)によって約1億ドルが(組織に)流れた」と説明した。

元顧問とエネルゴアトム幹部が同社の全ての購入契約を管理し、取引業者にキックバックを支払わざるを得ないような契約条件を強要していたとされる。

ゼレンスキー大統領は、関係当局がNABUと協力して汚職を根絶する必要があると強調。「この仕組みにかかわった全ての人物は明確な法の裁きを受け、刑事的に処罰されなければならない」と語った。

エネルゴアトムは、NABUの職員が10日、事業所の捜索を行っていると認めた上で、捜査に協力していると付け加えた。

自宅が捜索対象になった前エネルギー相のハルシチェンコ司法相は、NABUの捜査について詳細は知らないと述べつつ、捜査の透明性確保に尽力すると明言した。

汚職撲滅はウクライナが申請している欧州連合(EU)加盟の重要な要件になっている。

▽ロシア軍、黒海でウクライナ無人艇破壊 燃料輸出拠点近くで爆発<ロイター日本語版>2025年11月10日午後 6:17 GMT+9

[モスクワ 10日 ロイター] – ロシア軍は10日、黒海沿岸の都市トゥアプセの近くでウクライナの無人艇4隻を破壊したと現地対策本部が発表した。

無人艇の1隻が海岸近くで爆発し、衝撃で周辺の建物の窓ガラスが破損したほか、ガレージやボートハウスにも被害が出た。死傷者は確認されていない。

トゥアプセはロシアの燃料輸出にとって重要な拠点となっている。

ロシア鉄道はトゥアプセ方面への貨物輸送の制限を13日まで延長したと発表した。

▽米国務長官と会談の用意ある、核心的条件は放棄せず=ロシア外相<ロイター日本語版>2025年11月10日午前 7:33 GMT+9

Guy FaulconbridgeAnton Kolodyazhnyy

米国務長官と会談の用意ある、核心的条件は放棄せず=ロシア外相

[モスクワ 9日 ロイター] – ロシアのラブロフ外相は9日、ルビオ米国務長官と会談する用意はあるが、ロシアはウクライナ戦争終結のための核心的条件を放棄するつもりはないと述べた。

国営通信RIAノーボスチに対し「ルビオ長官と私は定期的なコミュニケーションの必要性を理解している」と指摘。「それはウクライナ問題を議論し、2国間のアジェンダを推進するために重要だ。だからこそ、われわれは電話で連絡を取り合い、必要であれば対面で会談する用意がある」と語った。

「われわれは現在、(米ロ首脳による)アンカレジ合意が引き続き有効であることを米国が確認するのを待っている」と付け加えた。

ラブロフ氏は現在欧州で凍結されている2100億ユーロ相当のロシア資産の大半をウクライナの資金源にするという欧州の計画について質問されると、資産を接収する合法的な方法はなく、もし接収されれば報復すると述べた。

また、新戦略兵器削減条約(新START)を巡り、失効する2026年2月以降も制限を維持するというロシアのプーチン大統領の提案を検討していると米国が外交ルートを通じて伝えてきたとも明らかにした。