• 湾岸と欧州の一部指導者、6カ月カバーする形で停戦延長必要と認識
  • 5月までにホルムズ開放なければ食料危機のリスク-指導者ら警告
破壊されたスーパーマーケットの前を歩く女性(テヘラン南部、4月14日)
破壊されたスーパーマーケットの前を歩く女性(テヘラン南部、4月14日)Photographer: Morteza Nikoubazl/NurPhoto/AP Photo

Alberto NardelliSam Dagher

ペルシャ湾岸のアラブ諸国および欧州の一部指導者は、米国とイランの和平合意の成立には約6カ月を要するとの認識を示しており、その期間をカバーする形で停戦を延長すべきだと考えている。事情に詳しい両地域の当局者が明らかにした。

  当局者らによると、エネルギー供給を回復させるため、指導者らはホルムズ海峡の即時開放を求めており、5月までに実現しなければ世界的な食糧危機が発生する可能性があると非公式に警告している。当局者らは、協議が非公開だとして匿名を条件に語った。

  戦争がそれ以上長引けば、エネルギー価格はさらに上昇する可能性が高いと、当局者は指摘した。

  当局者らによると、湾岸諸国はイランが核兵器の開発を目指しているとみており、その見方は米国とイスラエルによるイランへの攻撃後も変わっていない。このため、和平合意にはイランによるウラン濃縮や長距離弾道ミサイル保有を禁じる内容が盛り込まれるべきだと考えている。

  サウジアラビア、カタール、クウェート、オマーン、バーレーンの各政府の報道官は、ブルームバーグのコメント要請にこれまで応じていない。アラブ首長国連邦(UAE)の外務省は、4月8日付の声明を参照するよう求めた。同声明で「ホルムズ海峡の無条件での再開」が必要だと述べている。

  UAEの声明は、「イランの核能力や弾道ミサイル、無人機、軍事力、さらには関連する代理勢力やテロ組織を含むあらゆる脅威に対処する、包括的かつ持続的なアプローチの必要性」を強調している。

原題:US-Iran Deal Will Take Months, Gulf and European Officials Say(抜粋)