- 停戦延長の可能性低いとトランプ氏、海峡緊張で原油・ガス急騰
- ウォーシュ氏証言原稿、クウェート不可抗力を宣言、関税還付手続き

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
「極めて低い」
トランプ米大統領はイランとの2週間の停戦を延長する可能性は低いと述べた。電話インタビューで、4月7日に発表した停戦は「ワシントン時間22日夕刻」に期限を迎えると述べた。交渉のための時間をさらに確保する可能性を示唆した格好だ。ただ、期限までに合意に至らなければ「延長する可能性は極めて低い」と語った。ホルムズ海峡については、封鎖を当面維持する方針を改めて示した。
5%余り急騰
20日のエネルギー市場で、原油と天然ガスの価格が急騰した。ホルムズ海峡を通るエネルギー輸送を巡るリスクが再燃し、米国とイランの和平協議が頓挫するとの懸念が広がった。原油の主要指標である北海ブレントとウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は共に5%超上昇し、ブレントは1バレル=95ドルを上回った。欧州のガス価格も約4%上げた。米海軍は19日にイラン船を拿捕(だほ)。米国とイランの双方が、停戦合意が破られたと主張した。
独立性維持にコミット
トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長に指名したケビン・ウォーシュ元FRB理事は、指名が承認された場合、FRBの独立性を守る考えを示した。ウォーシュ氏は21日に上院銀行委員会で行われる指名公聴会で「金融政策の独立性は獲得されるものであり、不要な影響を排することでより良い政策判断が形成されると考えている」と発言する。「金融政策運営が厳格に独立性を維持するよう確実にすることにコミットする」と表明する。証言原稿をブルームバーグが確認した。
不可抗力を宣言
クウェートはホルムズ海峡の封鎖により、ペルシャ湾内に船舶を入港させられない顧客に対して供給義務を履行できなくなったとして、原油および石油製品の出荷についてフォースマジュール(不可抗力)条項を宣言した。ブルームバーグ・ニュースが入手した文書によると、国営石油会社のクウェート・ペトロリアム(KPC)は17日の時点で、同条項の発動を顧客に通知した。フォースマジュールは有事において供給側の引き渡し義務を免除する契約条項。KPCの広報担当者からは、現時点でコメントを得られていない。
関税還付の手続き開始
米連邦最高裁判所が違憲と判断したトランプ政権の関税を巡り、税関・国境警備局(CBP)は、還付手続きの第1段階を20日に開始すると発表した。第1段階は、最終的な関税額が確定していない案件や清算後80日以内の案件の一部に限定される。CBPは還付申請を効率化するために、新たなシステムを開発を進めていると説明。従来の個別申告ごとの処理ではなく、利息を含む関税の還付をまとめて処理する設計となっているという。
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