- 米・イランの交渉停滞、通貨スワップライン、テスラ決算
- スピリット航空救済案、グーグル新型AIチップ

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
膠着状態
米国とイランによる紛争解決への動きが停滞している。北海ブレント先物はニューヨーク時間午後に1バレル=100ドル超となった。ニューヨーク・ポスト紙はトランプ米大統領とパキスタン側関係者の話を基に、第2回協議が24日にも実施される可能性があると報道。一方、イラン準国営タスニム通信は、現時点でイランが24日に米国と協議を行う計画はないと報じた。英海事貿易機関(UKMTO)によると、イランの砲艇はホルムズ海峡付近で貨物船とコンテナ船に向けて発砲した。さらに3隻目の船舶が攻撃を受けたと、米紙ウォールストリート・ジャーナルが伝えた。
スワップライン
ベッセント米財務長官は、ペルシャ湾岸の多数の同盟国に加え、複数のアジア諸国から、通貨スワップラインの提供要請が米国にあったと述べた。その上で、国外でのドル建て融資を支援するこうした取り決めがまとまる可能性に言及した。スワップラインは従来、中央銀行間で設定されるもので、連邦準備制度理事会(FRB)は欧州中央銀行(ECB)や日本銀行など一部の主要中銀と常設のスワップラインを維持している。ベッセント氏は「スワップラインはFRBであれ財務省であれ、ドル資金市場の秩序を維持し、米国資産の無秩序な売却を防ぐためのものだ」と語った。
予想上回る
テスラが22日夕に発表した1-3月(第1四半期)決算では、利益がウォール街の予想を上回った。ロボット工学や自動運転車といった新規事業への投資を進める中でも、収益性が維持されていることを示した。調整後1株利益は41セントとなり、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想平均の34セントを上回った。テスラ決算が市場予想を上回るのは2四半期連続。同社は14億ドルのプラスのキャッシュフローを計上した。アナリストは約19億ドルのキャッシュバーンを予想していた。株価は時間外で上昇している。
救済策
格安航空会社スピリット航空の救済策を巡り、トランプ政権は最終調整に入っている。同社が破産手続きから脱した後、米政府が最大90%の株式を保有する選択肢を得る可能性がある。関係者が明らかにした。最大5億ドル(約800億円)の資金供与と引き換えに、新会社の最大90%の株式を購入できる新株予約権(ワラント)を付与する内容となる見通しだという。合意に向けた取り組みはラトニック商務長官が主導しているが、交渉を進めるべきかを巡り、政権内で意見の相違もあるという。
新型AIチップ
アルファベット傘下のグーグルは独自の人工知能(AI)チップ「テンソル・プロセッシング・ユニット(TPU)」の新世代を発表した。AIソフトウエア開発に使われる学習用の「8t」、開発後のAIサービスを実行する推論に特化した「8i」の2種類があり、データ処理速度や電力効率の向上を実現した。同社は企業のAI導入促進を支援するための7億5000万ドルの基金もあわせて発表した。
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