高市早苗首相
高市早苗首相Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

照喜納明美

高市早苗首相は30日、ナフサ由来の化学製品の供給について、「年を越えて」「日本全体として必要となる量」を確保できる見込みだと明らかにした。中東情勢に関する関係閣僚会議後、X(旧ツイッター)に投稿した。

  経産省の資料によると、5月は中東以外からのナフサ輸入が、イラン戦争前の約3倍となる見込みだ。川中製品の在庫や調達を合わせると、12月以降も供給が確保できるという。4月上旬時点での供給見通しは「半年以上」だった。

  約4割を中東に依存するナフサについても供給を懸念する声が上がる中、高市氏は当面の必要量は確保できていることを示した。ナフサ調達を巡って高市氏は24日の衆院厚生労働委員会で「間もなく、そんなに心配していただかなくてもいい情報も伝えられる」と述べていた。

  ホルムズ海峡は2カ月にわたり、事実上封鎖された状態が続き、早期再開の兆しは乏しい。トランプ米大統領はニュースサイトのアクシオスに対し、イランの核開発問題に対処する合意を引き出すまで、同国の港湾に対する海上封鎖を解除しないと述べた。

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