• トランプ氏はイラン停戦維持を悲観、訪中団にテスラなど企業トップ
  • 孫氏が仏大統領と協議、バブル崩壊前に類似、AI使ったハッキング

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。

瀕死の停戦

トランプ米大統領は米国とイランの停戦が「大きな生命維持装置に頼る状態」にあると述べた。和平に関する最新のイラン案をトランプ氏が拒否し、情勢は一段と不安定になっている。同氏は自身の提案に対するイラン側からの回答を「ごみ同然」と切り捨て、「最後まで読みさえしなかった」と語った。トランプ氏はこれまで、イラン指導部が自身の条件に同意しなければ軍事攻撃を再開すると警告してきたが、実際に再開するかどうかは今回示唆しなかった。同氏はこれより先、ホルムズ海峡で船舶を護衛する計画の再開を検討していると述べていた。

企業トップがずらり

ホワイトハウスはトランプ大統領の中国訪問に、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)、アップルのティム・クックCEO、ボーイングのケリー・オルトバーグCEOら、複数の大企業の幹部を同行させる方針だと、関係者が明らかにした。別のホワイトハウス当局者によると、ゴールドマン・サックスのデービッド・ソロモンCEO、ブラックストーンのスティーブ・シュワルツマンCEO、ブラックロックのラリー・フィンクCEO、シティグループのジェーン・フレーザーCEO、メタ・プラットフォームズのディナ・パウエル・マコーミック社長兼副会長も、同行する見通しだ。一方、事情に詳しい関係者によると、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは、今回の代表団には含まれていない。

孫氏とマクロン氏

ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏は、フランスの大規模人工知能(AI)データセンタープロジェクトを今後数週間に発表する可能性について、マクロン仏大統領と協議を行った。事情に詳しい関係者が明らかにした。孫氏は同国に最大1000億ドル(約15兆7100億円)を投じる案を示したが、他のプロジェクトを優先する場合もあるという。マクロン仏大統領は最近、東京で孫氏と会った際にこのAI構想を持ちかけており、発表は早ければ今月にも行われる可能性がある。

バブル崩壊直前の記憶

著名投資家のマイケル・バーリ氏は、テクノロジー株の「放物線的」な上昇がバリュエーションを持続不能な水準へ押し上げたとして、ナスダック100指数が劇的な反転に向かうと警告した。映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」で一躍有名になった同氏は、市場がドット・コム・バブル崩壊直前のピーク時に似ていると述べ、特に半導体株の急騰を指摘した。フィラデルフィア証券取引所の半導体指数は3月末以降、70%近く上昇している。

AI悪用

アルファベット傘下のグーグルのセキュリティー研究者は、サイバー犯罪グループが人工知能(AI)を用いて、広く使われているコンピューターシステム管理ツールの防御を回避できるハッキングツールを作成したとみられると発表した。ソフトウエアの開発元がまだ把握していないぜい弱性を突く「ゼロデイ」攻撃と呼ばれるもので、ハッカーがAIを使って行う例を確認したのは初めてとなる可能性がある。グーグルはツール開発元に警告し、欠陥はすでに修正されたという。ゼロデイ攻撃は、悪用される前に開発元が防御を構築するのが難しいとされる。

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