中道改革連合は12日、安定的な皇位継承策を巡り、旧宮家の男系男子の養子縁組の制度化を一定程度容認する党見解を決定した。これを受け、衆参両院の正副議長は15日に与野党全体会議を開き、立法府の総意を早期に取りまとめて政府に提示し、今国会中の皇室典範改正を目指す方針だ。

 与野党は〈1〉女性皇族の結婚後の皇族身分保持〈2〉旧宮家の男系男子の養子縁組――の2案を議論してきた。中道改革は〈1〉を「認めるべきだ」とし、「優先的な方策」と位置付けた。夫と子への皇族身分付与については、「当事者の意向などを勘案し、適時適切に対応する」とした。検討事項として皇室典範改正案の付則に明記することを求め、判断を事実上先送りした。

 〈2〉は党内の反対派に配慮し、「制度化することも考えられる」との表現にとどめた。11日に示していた「認めることも考えられる」からさらに修正した。

 一方、衆参両院は全体会議を15日に開催することを決め、各党に通知した。各党は既に見解表明を終えており、衆参の正副議長は中道改革の説明を聴取後、ただちに立法府の総意の取りまとめに入る。早ければ月内にも作業を終え、全体会議で各党・各会派に示す見通しだ。