
[モスクワ/シェレホフ(ロシア) 6日 ロイター] – ロシアの衛生監視機関である消費者権利保護・福祉監督庁(ロスポトレブナゾール)は6日、2日に死亡したシベリアのペスト研究所職員と接触した人の間で、ペストの発症例は確認されていないと発表した。
ロシアでは、東シベリアのイルクーツク近郊にあるシベリア・極東ペスト対策研究所に勤めていた28歳の女性研究員が原因不明の肺炎で死亡。この件を巡っては、トランプ米大統領を含む国際社会から懸念の声が上がっている。
ロスポトレブナゾールは声明で、同研究所の職員の間で過去10日間に感染症の報告はなく、詳しい検査でも死亡した女性の体内から業務に関連する微生物は見つからなかったと発表。公衆衛生関連法に基づき包括的な防疫措置を直ちに実施し、患者と接触した可能性のある人を病院での医学観察下で検査を毎日実施した結果、接触者の中に感染症に関連する健康状態の変化がみられた者はいなかったと明らかにした。
イルクーツク近郊シェレホフ地区のソフィナ副地区長も、危険な感染症は確認されなかったと述べた。同地区では地元の病院が隔離措置の対象となっているが、隔離された人の約60%はすでに解除されたという。