
[ドバイ 8日 ロイター] – イランのエスラミ原子力庁長官は8日、米国がイランに対しウラン濃縮能力の「意味のある」削減を求めたことを受け、イランはウラン濃縮活動を放棄せず、保有するウランを引き渡すこともないと述べた。国営メディアが報じた。
エスラミ長官は、米国が改めてイランの核施設への攻撃を示唆したことについて「目新しいものではない」とした上で、「ウラン濃縮は核プロセスの不可欠な一部で、われわれはいかなる形でもこれを放棄しない」とし、「核産業は科学技術発展の原動力だ。プロセスの出発点を持たずして、どうやって核産業を有すると主張できるのか」と述べた。
イスラエルや米国など西側諸国はイランが核兵器開発を目指していると非難しており、民生利用に必要な水準を大きく上回る60%へのウラン濃縮を根拠の一つに挙げている。イランはこれを否定しているが、高濃縮ウランの濃度引き下げには応じる可能性を示している。