読売新聞社が16~18日に実施した全国世論調査で、高市首相が掲げる経済成長優先の「責任ある積極財政」の方針を「評価する」は59%で、「評価しない」の29%を大きく上回った。「評価する」は、第2次高市改造内閣発足を受けた前回9月17~18日の緊急調査(61%)に続いて約6割を維持し、経済政策に対する期待感が高市内閣の支持率を下支えしていることが見て取れた。

 食料品の消費税率を来年4月から2年間限定で1%に引き下げるための関連法案に「賛成」とした人(全体の56%)では、内閣支持率が71%に上り、不支持率の18%と大差をつけた。一方、法案に「反対」の人(全体の37%)は、内閣支持41%、不支持48%と逆転した。高市首相の経済政策に賛同するかどうかが、内閣支持・不支持に強く影響していると言える。消費税率引き下げのための関連法案への賛否

 ただ、消費税率を引き下げた場合に社会保障制度が維持できなくなる不安を「感じる」との回答(全体58%)は、法案に「賛成」の人でも47%で、「感じない」の48%とほぼ並んだ。法案に「反対」の人では、不安を「感じる」78%、「感じない」18%だった。

 物価高に対する政府の対応を「評価する」は29%(8月21~23日調査27%)にとどまり、「評価しない」の61%(同64%)を引き続き下回った。家計の負担感は根強く、今後の政策への期待が先行している状況は変わらないようだ。

 外交面では、高市内閣の中国に対する姿勢を「評価する」46%が「評価しない」39%を上回ったものの、「評価する」は同じ質問をした今年1月調査から13ポイント下落した。

 国会改革の論点として、自民党内には、高市首相が政策判断や外交に時間を割くために、国会に出席する時間を減らした方がよいという意見がある。こうした意見への賛否を尋ねたところ、「賛成」44%、「反対」39%と意見が分かれた。