▽米国株式市場=続伸、AI関連のハイテク株高がけん引<ロイター日本語版>2026年10月28日午前 5:09 GMT+9

[ニューヨーク 27日 ロイター] – 米国株式市場は続伸して取引を終えた。人工知能(AI)関連のハイテク株が買われた。ハイテク株の比重が高いナスダック総合が上昇率で主要指数をリードした。
AI開発の米アンソロピックが近く実施する新規株式公開(IPO)の詳細を巡る期待感から、半導体株指数(.SOX)、新しいタブで開きますは3営業日続伸した。
借り入れコストが上昇する中、債務で賄う支出の持続性を巡る懸念が強まり、今月はAI関連取引の重しとなっていた。フィラデルフィア半導体指数は6月22日に付けた終値での過去最高値から20%超下落しているものの、年初来では62.1%上昇し、同期間に12.8%上昇したS&P総合500種を上回っている。
メタ・プラットフォームズ(META.O)、新しいタブで開きますはAI事業拡大の資金を確保するため、同社として過去最大となる株式発行による資金調達額を975億ドルに引き上げたと発表。株価は1.6%下落した。 もっと見る
ホライズン・インベストメント・サービシズのチャック・カールソン最高経営責任者(CEO)は「(アンソロピックのニュースが)AI関連株、特に半導体株に幾分、リリーフラリー(安心感からの上昇)をもたらしているようだ」とし、「これらの銘柄はここ数週間で大きく売り込まれており、おそらく反発する頃合いだった」と述べた。
航空機大手ボーイング(BA.N)、新しいタブで開きますは10.7%急落。7─9月期の調整後損益が予想より大幅な赤字となった。 もっと見る
四半期利益が予想を下回ったシャーウィン・ウィリアムズ(SHW.N)、新しいタブで開きますも2.7%下落し、ダウ工業株30種の重しとなった。
一方、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)(UPS.N)、新しいタブで開きますは5.8%上昇。通期の売上高と利益の見通し引き上げを好感した。 もっと見る
クルーズ船運航のロイヤル・カリビアン(RCL.N)、新しいタブで開きますも通期利益見通しを引き上げ、5.5%高となった。
S&P500の主要11セクターでは情報技術が上昇率トップだった。一方、中東の和平交渉に関心が向かい、原油価格が下落したことで、エネルギーの下落率が最大となった。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.83対1の比率で上回った。ナスダックでも1.86対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は約161億株。直近20営業日の平均は171億8000万株。
▽NY外為市場=ドル小幅高、主要中銀会合控え様子見<ロイター日本語版>2026年10月28日午前 5:19 GMT+9

[ニューヨーク/ロンドン 27日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、ドルが円やユーロなどの主要通貨に対しやや上昇した。週内に予定されている一連の主要中央銀行の政策決定会合を控え、経済見通しや金利の先行きに関する手掛かりを見極めようとポジション調整が入る地合になっている。
今週は米連邦準備理事会(FRB)が28日に連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を発表。続いて欧州中央銀行(ECB)が29日、日本銀行が30日に金融政策決定会合の結果を発表する。3中銀とも金利据え置きを決定するとの見方が大勢で、経済・金融情勢の見通しのほか、今後の政策運営について示唆されるか注目されている。
バンク・オブ・アメリカのマーク・カバナ氏率いるアナリストは投資家向けリポートで「FRBが金利据え置きを決定すれば、ドル相場を巡るリスクは下向きに傾く。タカ派的なメッセージはおおむね中立材料になるが、『ハト派的な据え置き』になればドル安が大きく進む可能性がある」と述べた。
ドルは先週、AI関連株の急落などを背景に下落圧力にさらされたが、その後は下げ止まった。コンベラのFX・マクロ戦略担当、ケビン・フォード氏は「ドルはFOMCを前に持ち直しており、AI関連銘柄を巡る投資家心理も先週と比べるとやや安定している」としている。
終盤の取引で、ドル/円は0.24%高の157.90円。
片山さつき財務相は27日の参院財政金融委員会で、金利や為替相場はさまざまな要因を背景に市場において決まると述べた上で、「政府は市場の動向を高い緊張感を持って注視し、必要ならば断固とした措置を取るということでずっと注視している」と述べ、円相場を下支えするため必要に応じて介入する姿勢を改めて示した。
円は先週、AI関連株を巡る投資家の不安を背景に安全資産とされる円に資金が流入したことで、主要通貨の中でも比較的堅調に推移。週間ベースで対ドルで約0.75%上昇し、9月上旬以降で最大となった。
ユーロ/ドル は0.33%安の1.1136ドル。ECBの四半期銀行貸出調査でECBによる利上げの影響が実体経済に表れ始めていることが示され、ユーロは下げ幅をやや拡大した。
ユーロはエネルギー高に加え、フランスの財政懸念などが重しになり、10月に入ってから対ドルで1.70%下落している。
英ポンド/ドルは0.19%安の1.3317ドル。
主要通貨に対するドル指数は0.27%高の102.29。
ニュージーランド準備銀行(RBNZ)とカナダ銀行(BOC)も28日に金融政策を発表する。いずれも利上げが決定されるとの見方が大勢になっている。
| ドル/円 NY終値 | 157.94/157.96 |
| 始値 | 157.69 |
| 高値 | 157.97 |
| 安値 | 157.63 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1122/1.1126 |
| 始値 | 1.1147 |
| 高値 | 1.1154 |
| 安値 | 1.1123 |
表はLSEGデータに基づいています ※外為市場