【ニューヨーク共同】ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話4位のスプリントが、3位のTモバイルUSと合併することで合意した。米メディアが29日、伝えた。

統合により契約者数は1億2千万人余りとなり、ベライゾン・コミュニケーションズ、AT&Tの上位2社に対抗できる第三の勢力となる。事業基盤の拡大で、次世代通信網への投資に備える。ソフトバンクが2013年にスプリントを買収してから3度目の統合交渉で、ようやく決着した。

ただ、米規制当局が米独占禁止法(反トラスト法)に基づき、買収を阻止する可能性も指摘されている。今後は当局から承認を得られるのかどうかが焦点。