[アンマン 1日 ロイター] – 中東を訪問中の安倍晋三首相は1日、ヨルダンのアンマンで記者会見し、日中韓首脳会議を今月9日に東京で開催することを明らかにした。

また、先の韓国と北朝鮮の南北首脳会談に関連して「朝鮮半島の完全な非核化に向け、この機運を前に進め、北朝鮮の具体的な行動へとつないでいかなければならない」との考えを示した。

安倍首相は南北首脳会談を受けた今回の日中韓首脳会談について、どのようにすれば北朝鮮が正しい道を歩み、拉致・核・ミサイルを包括的に解決し明るい未来を描いていくことができるか、腹を割って話したいと期待を示した。

また、日本としては日朝平壌宣言に基づいて拉致・核・ミサイルの諸懸案を包括的に解決し、北朝鮮と国交を正常化する方針のもと、取り組んでいくと述べた。米朝首脳会談については、北朝鮮の行動がより具体的なものとして示され、今後の道筋がより明確になることを期待したいと語った。

麻生財務相の辞任を野党が求めていることに関しては「(麻生財務相には)再発防止を徹底するとともに組織を立て直してもらいたい。その責務をしっかり果たしていってもらいたい」とし、辞任の必要はないとの考えを示した。