[ワシントン 18日 ロイター] – 米国のシャナハン国防長官代行は18日、長官指名手続きから辞退したと明らかにした。家庭内暴力(DV)を巡る報道を受けた。 

米紙USAトゥデイは、9年前にシャナハン氏と前妻との間で起きた家庭内の争いを巡って、連邦捜査局(FBI)が長官指名のための素性調査の一環として調べていたと報じた。 

同紙によると、シャナハン氏は前妻に「手を出したことは決してない」と語った。ただ両者とも殴られたと主張しているという。 

シャナハン氏は、3人の子供に「家庭生活の忌まわしい時期」を思い出させないよう決断したと説明。声明で「痛々しく非常に私的な家庭事情を蒸し返され残念だ」と述べた。 

トランプ米大統領はこれに先立ち、シャナハン氏の辞退を明らかにした。家族との時間を増やしたいと本人から要望があったという。後任の長官代行にマーク・エスパー陸軍長官を指名する予定だと述べた。 

国防総省からのコメントは得られていない。