[東京 26日 ロイター] – 20カ国・地域(G20)首脳会談(サミット)に出席するため訪日したフランスのマクロン大統領は26日、首相官邸で安倍晋三首相と首脳会談を開いた。会談後の共同記者会見で大統領は、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告に関し、「日本の司法は独立しており、フランスが介入することはあり得ない」としつつ、「推定無罪との原則、弁護する権利は尊重されるよう注視している」と強調した。 

仏ルノーと日産についてマクロン大統領は「自動走行などでの競争に勝つためにも、日産・ルノーのアライアンスは重要」、「アライアンスの強さは崩れることがない」と述べた。 

日本政府によると、首脳会談では日産・ルノーやゴーン氏についてのやり取りはなかったという。 

安倍首相は会談で、自身が議長を務めるG20大阪サミットや、大統領が議長を務める8月のG7ビアリッツ(仏南西部)サミットでの協力について意見交換したと説明。イラン・ホルムズ海峡など「中東地域の懸念を共有し、緊張緩和に向けて緊密に連携することを確認した」と明らかにした。北朝鮮に関しても「拉致問題の早期解決で支持を得た」と述べた。 

首相は「自由で開かれたインド太平洋の維持」は最優先課題と指摘し、フランス側のコミットメントを歓迎した。大統領は、フランスは仏領ポリネシアなどを保有しておりインド太平洋の国であると強調した。 

竹本能文 編集:田中志保