【シドニー時事】米国とオーストラリアの外務・防衛担当閣僚による協議(2プラス2)が4日、シドニーで開かれた。米側はホルムズ海峡などの安全確保を目的に結成を目指す有志連合への参加を求めたが、豪州側は結論を先送りした。

 米側からポンペオ国務長官とエスパー国防長官、豪州からはペイン外相とレイノルズ国防相がそれぞれ参加した。

 協議終了後の共同記者会見で、レイノルズ氏は「(米国からの)要請は深刻かつ複雑だ」と指摘した上で「真剣に検討する」と述べるにとどめた。有志連合をめぐっては、米国と各国の調整が難航しているとの見方がある。ポンペオ氏はこれに対し、「(連合結成を)非常に確信している」と強調した。