• 米景気判断を緩やかに下方修正、ソフバンクがウィーワーク緊急支援
  • 米小売売上高は予想外の減少、米中11月署名か、BofA投資銀堅調
SoftBank Group CEO Son Masayoshi Presents Earnings Figures
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

強いドルと竜巻、そしてサメ。金融市場が注目する米地区連銀経済報告の中で、ボストン連銀はケープコッドの観光業が芳しくなかった理由をこう説明しました。サメの出没が増えたのは地域特有の要因だったとしても、貿易戦争や地政学リスクを背景とした強いドルは全米に影響したかもしれません。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。

わずかなペース

米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、米景気がここ数週間で「わずかなペースから緩慢なペース」で拡大したと判断された。米経済への認識を緩やかに下方修正した。ベージュブックは「調査対象企業はおおむね景気拡大が続くと予想しているが、多くの企業が向こう6-12カ月の成長見通しを引き下げた」と指摘した。

緊急支援

ソフトバンクグループはシェアオフィス事業を手掛ける米ウィーワークに、50億ドル(約5437億円)程度を支援する計画を協議している。事情に詳しい関係者が明らかにした。前日過去最低に沈んだウィーワークの社債は急伸。ウィーワークへの投資はビジョンファンド経由ではなく、ソフトバンクグループからの直接支援になる。

ひび割れ

9月の米小売売上高は市場予想に反して減少、7カ月ぶりのマイナスとなった。米経済の主要な柱である個人消費が不安定になり始めていることが示唆され、米政策金利をさらに引き下げる論拠が強まった可能性がある。アマースト・ピアポントのスティーブン・スタンリー氏は「消費者はやや慎重になったのかもしれない」と述べた。

署名は来月

トランプ米大統領は、11月にチリで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で中国の習近平国家主席と会談するまで、米中の貿易合意が署名されることは恐らくないと語った。トランプ氏はホワイトハウスでイタリアのマッタレッラ大統領と会談した際、中国はすでに米国産農産物の購入を始めたとも述べた。

逆風に耐える

バンク・オブ・アメリカ(BofA)の7-9月(第3四半期)は、投資銀行業務による手数料収入が前年同期比27%増と、これまでに決算を発表した米銀の中で最も大きく増えた。金利低下の逆風を乗り越えるのに寄与した。助言業務の手数料も同業他社を上回る伸びとなり、投資銀行業務は四半期として2年余りで最高の業績を記録した。

その他の注目ニュース

Tモバイルのスプリント買収計画、米連邦通信委が承認-関係者
トランプ氏、シリア撤退は正当と主張-クルド人は「天使じゃない」
GMが全米自動車労組と暫定合意、スト終結への道開く