【ワシントン時事】米国の2020会計年度(19年10月~20年9月)の国防予算の大枠を定めた国防権限法は20日、トランプ大統領が署名し成立した。同法は予算総額を約7380億ドル(約80兆円)と規定している。

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 同法はトランプ氏が提唱する陸海空軍などに並ぶ宇宙軍創設を承認。急速な宇宙開発で、米国の軍事的優位性を脅かす中国への対抗姿勢を鮮明にした。トランプ氏はワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で行った署名式典で「宇宙は最も新しい戦闘領域だ」と指摘。「宇宙での米国の優位は極めて重要だ」と語り、宇宙軍創設の意義を強調した。

 また、在韓米軍を2万8500人以下に削減する場合、米国や同盟国の国益を損ねないことを議会に説明し、日韓両国と事前に協議することを義務付けた。トランプ政権による一方的な在韓米軍縮小を阻止する狙いがある。