エリザベス・ウォーレン上院議員
エリザベス・ウォーレン上院議員 Photographer: Erin Kirkland/Bloomberg

エリザベス・ウォーレン上院議員は5日、米大統領選の民主党候補指名争いから撤退した。序盤のヤマ場だった3日の「スーパーチューズデー」でいずれの州でも勝利できず、指名獲得の展望が開けなかった。

  ウォーレン氏は、進歩的な政策を掲げるバーニー・サンダース上院議員と中道派のジョー・バイデン前副大統領、どちらの候補の支援に回るのか明言を避けた。記者団に対して「もう少し考えるため、あと少し時間がほしい」と述べた。

  ウォーレン氏はこれまでの選挙戦でいずれも2位以上に食い込めなかった。同氏の掲げる政策案は、人種も多様で社会的な立場も異なる幅広い層からの支持を得るには十分でなかった。

  進歩的な人たちの間では、サンダース氏支持の動きがますます強まっている。一方、より穏健な層はウォーレン氏が左派過ぎるとみてきた。

(免責事項:マイケル・ブルームバーグ氏はブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数株式を保有している)

原題:Warren Ends Campaign, Declines to Immediately Endorse(抜粋)