[イスタンブール 3日 ロイター] – 日産自動車(7201.T)前会長カルロス・ゴーン被告が日本からレバノンに逃亡した事件に関与したとしてトルコ当局に拘束されたプライベートジェット機運営会社の幹部が3日、イスタンブールの法廷で証言し、ゴーン被告が逃亡劇についてハリウッドで映画化されるなどと語っていたと明らかにした。 

この事件では、トルコのMNGジェットの幹部と操縦士4人が1月に拘束され、密入国に関与した罪で起訴された。また犯罪を報告しなかったとして客室乗務員2人も起訴された。7人は無罪を主張している。 

MNGジェットの営業部長だったオカン・キョセメン被告は法廷で、飛行機を手配したレバノンの仲介者からゴーン被告が搭乗していると電話をで聞かされたと証言した。 

キョセメン被告はその後、イスタンブールに到着した飛行機と合流し、ベイルートまでゴーン被告に同行したと説明。ゴーン氏が飛行機の費用を尋ねたほか、「この逃亡を映画化したいというハリウッドのプロデューサーについて話していた」と明かした。 

ゴーン被告の弁護士からのコメントは得られていない。