[サンパウロ/ブラジリア 7日 ロイター] – ブラジルのボルソナロ大統領は7日、新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たと明らかにした。発熱の症状があるものの、健康状態は良好という。同国では新型コロナ感染者が160万人超、死者が6万5000人超に達しているが、ボルソナロ大統領は新型コロナの脅威を軽視し、専門家の提言を否定していた。 

ボルソナロ大統領は会見で「5日に具合が悪くなり、6日に悪化した。疲労感や筋肉の痛みがあり、熱が38度に達した」と説明した。その後、マスクを外して笑顔を見せながら「気分は良好で落ち着いている」とアピールする場面もあった。 

抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」を服用しているとも述べた。同薬はトランプ米大統領がコロナ治療薬として有望と主張していたが、有効性は証明されていない。 

ボルソナロ大統領は先週末、複数のイベントに参加し、4日の米独立記念日には米国のチャップマン駐ブラジル大使とも接触する機会があった。この時撮影された写真によると、マスクは着用していなかった。 

ブラジリアの米国大使館はツイッターで、チャップマン大使が4日にボルソナロ大統領や息子のエドゥアルド・ボルソナロ下院議員、閣僚5人らと昼食を共にしたと明らかにした。大使は症状はないものの「予防措置」を取っており、検査も受けるという。 

世界の政府要人ではこれまでに英国のジョンソン首相、ホンジュラスのエルナンデス大統領も新型コロナに感染している。