[ワシントン 11日 ロイター] – 米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は11日、中国は第1段階の通商合意の下、商品(コモディティー)を含む米国製品の購入を継続しているとし、通商合意は良好な状態にあるという認識を示した。 

両国関係の悪化が通商合意の破棄につながるかとの質問には「それはない」と明言。「貿易はわれわれが関与している一分野であり、現時点で良好だ」と語った。 

米中は今週15日、第1段階通商合意の履行状況を検証するための協議をテレビ会議形式で行う。合意によると、中国は米国製のモノやサービスの購入額を今年770億ドル、2年間で2000億ドル相当増やすことになっている。 

カドロー氏は、中国が通商合意の履行を継続しているとした上で、商品など米国製品の購入を大幅に強化する兆しがうかがえると述べた。