英国のジョンソン首相は半年以内に首相を辞任する計画なのか。首相の側近で上級顧問を務めるドミニク・カミングス氏の義父が、そうした計画を話したとして、英紙タイムズ・オブ・ロンドンのコラムが読者の談話を取り上げ、臆測が飛び交っている。

  同コラムでは、カミングス氏の義父であるハンフリー・ウェイクフィールド氏を読者が訪ねた際のやりとりを紹介。ウェイクフィールド氏はジョンソン氏が依然、新型コロナウイルス感染症(COVID19)の後遺症に苦しみ、完全には回復しないため、来年初めに辞任する計画だと語ったという。

  ジョンソン氏の報道担当はコメントを控え、ウェイクフィールド氏とは連絡が付かなかった。首相府の関係者は非公式に、コラムの内容はナンセンスだと否定した。だが新型コロナウイルスの感染拡大でジョンソン氏の指導力に陰りが見られることもあり、ソーシャルメディアでは話題が沸騰している。

原題:U.K. Officials Dismiss Claim in Times That Johnson to Step Down(抜粋)