[25日 ロイター] – 米フロリダ州のデサンティス知事(共和党)は25日、新型コロナウイルス感染状況の改善を踏まえ、最終段階の経済再開に踏み出すとし、レストランやバーなどのビジネスに義務付けていた制限措置を解除すると発表した。

ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)の維持は引き続き義務付けられるものの、レストランやバーでは来客数の制限なく、通常通りの営業再開が容認される。ジムやレクリエーション施設なども全面再開する。同日から実施される。

フロリダ州は国内でコロナ感染が深刻な州の一つで、感染者数は累計69万人、死者は1万3900人。ロイターの分析によると、同州では7月終盤以降、入院者数などは減少傾向にあるものの、コロナ検査の陽性率は11%近辺と高水準にある。そのため、同州の民主党議員からは、デサンティス知事の決定に批判的な声が上がっている。