[18日 ロイター] – ロイター/イプソスの世論調査によると、米大統領選で共和党支持者の半数が、民主党のバイデン候補は不正選挙で「勝利を盗んだ」と認識しており、現職のトランプ大統領が正当な勝利者と考えていることが分かった。

調査は今月13─17日に実施。バイデン氏は大統領選で勝利を確実にしているが、トランプ氏は敗北を認めておらず、選挙で不正が行われたと一貫して主張している。

大統領選で誰が勝利したと思うかとの質問には、73%がバイデン氏と回答。トランプ氏と答えた向きは5%にとどまった。一方、正当な勝利者はどちらかとの問いには、共和党支持者の52%がトランプ氏と答えた。バイデン氏は29%だった。

トランプ氏が正当な勝利者と考える理由について、共和党支持者の68%は選挙が不正に操作されたためと認識。こうした考えを持つ民主党支持者は16%、独立派は30%強だった。

トランプ陣営は、選挙で有権者のなりすましや投票監視員に対する妨害、ドミニオン集計システムを利用した票の入れ替えなどの不正が横行したと主張している。

今回の選挙は合法かつ正確だったと思うかとの質問には、55%が「そう思う」と回答。前回2016年時点では62%だった。また、選挙は「不正に操作され違法」と考える向きは28%で、前回から12%ポイント上昇した。