[チューリヒ/フランクフルト 22日 ロイター] – 米ファイザーとモデルナは、新型コロナウイルスワクチンが英国で確認された新型コロナ変異種に効果があるかどうか検証していると、CNNが22日報じた。

モデルナは、同社のワクチンの免疫効果がコロナ変異種に対しても効果があると想定しており、数週間中にさらに試験を実施し、確認する計画。

ファイザーは、同社と独ビオンテックが開発したワクチンを接種した人の血液サンプルが英国で検出された変異種をどの程度中和できるかデータをまとめているという。

ビオンテックのサヒン最高経営責任者(CEO)は、変異種に対するワクチンの効果を検証するには2週間の時間が必要との認識を示した。

同時に、ウイルスに9つの変異が起きている一方、ワクチンには1270を超えるアミノ酸が含まれるとし、「ワクチンによる免疫反応が変異種にも対応できる公算が極めて大きい」と述べた。

変異種は従来のウイルスよりも感染力が最大7割高いとされており、懸念が広がっているが、専門家らはファイザーやモデルナなどのコロナワクチンが変異種に対し効果がないという証拠は見られないとしている。