[24日 ロイター] – 米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、新型コロナウイルスに対する集団免疫獲得には人口の90%近くのワクチン接種が必要となる可能性があるとの認識を示した。

米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューが24日掲載された。

ファウチ氏はこれまで、集団免疫の獲得には人口の60─70%のワクチン接種が必要との見通しを示していたが、「真の水準は実際には分からない。90%とまでは言わないが、70─90%のレンジと考える」と述べた。

米疾病対策センター(CDC)によると、米国ではこれまでに100万人超が1回目のワクチンを接種。これは人口の約0.3%程度にすぎない。

米国では前日、コロナ感染症による1日当たりの死者が2日連続で3000人を超えた。