[ベルリン 5日 ロイター] – ドイツのメルケル首相は5日、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた全国的なロックダウン(都市封鎖)を今月末まで延長した上で、一段と厳しい措置を導入すると発表した。

メルケル首相は16連邦州の首相との会談後、記者団に対し「接触をより厳格に制限する必要がある。全国民に対し、接触を最小限に抑えるよう要請する」と述べた。

新たな措置により、初めて全国の感染拡大地域で不要不急の移動が制限される。

具体的には、新規感染件数が7日間にわたり人口10万人当たり200人を超えた地域の住民は、移動できる範囲が半径15キロ以内に制限される。このほか、1世帯のメンバーが家の外で会える人の数は1人に制限される。これまでは公共の場での集まりは2世帯・5人までに制限されていた。

小売店やレストランなどの営業停止を1月末まで継続する。学校の対面授業も少なくとも1月末まで再開しない。

メルケル首相は「これらの措置はたとえ困難なものであっても正当化される」と指摘。新たな措置の見直しは1月25日に州首相とともに行うとした。

ロベルト・コッホ研究所(RKI)によると、ドイツで確認された新型コロナ感染者数は1万1897人増加し累計178万7000人。死者数は944人増え3万5518人となっている。

ドイツは昨年11月に部分的なロックダウンを導入したが、感染拡大に歯止めがかからなかったため、12月半ばに学校や小売店などの閉鎖に踏みきった。

感染拡大が続く中、ドイツでも医療機関逼迫の懸念が高まっている。