【ワシントン時事】バイデン次期米大統領の政権移行チームは16日、国務副長官にウェンディ・シャーマン元国務次官を指名すると発表した。シャーマン氏はオバマ前政権で2015年のイラン核合意への交渉をけん引。クリントン政権下で北朝鮮政策調整官を務めるなど豊富な外交経験を有する。就任には上院の承認が必要になる。

 もう1人の国務副長官(管理・資源担当)にはブライアン・マッキオン元筆頭国防副次官(政策担当)を指名。トランプ政権で1人体制だった副長官を2人に戻す。