[ワシントン 9日 ロイター] – 米ホワイトハウスのサキ報道官は9日、バイデン政権が新型コロナウイルスの起源に関する世界保健機関(WHO)調査団の報告書を精査すると明らかにした。

中国湖北省武漢市を訪問しているWHO調査団を率いるピーター・ベン・エンバレク氏は、武漢ウイルス研究所からウイルスが漏えいした可能性は極めて低いとし、これ以上の検証は必要ないとの見解を示した。

サキ報道官は、米国が調査の計画や遂行に関与していないものの、報告書やデータを独立した精査を実施したいと述べた。

米国務省の報道官も、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)を巡る中国の透明性については「結論は出ていない」との認識を示し、科学とデータに基づき、WHO調査団の報告書を検証するとした。