[ランブイエ(フランス) 23日 ロイター] – フランスの首都パリ近郊ランブイエで23日、住宅街に立地する警察署の入口で女性職員が男に首を刃物で刺され、死亡した。男は警官に射殺された。

カステックス首相はテロ攻撃と断定し、対テロ検察が捜査に乗り出した。マクロン大統領は、フランスはまたもやテロ攻撃の被害を受けたと述べ、断固としてテロ攻撃と戦っていく姿勢を改めて表明した。

当局によると、男はチュニジア国籍で、仏国内に合法的に居住。警戒対象にはなっていなかったという。

捜査に近い筋によると、男は「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら襲撃。対テロ検察は、犯人のこうした言動に基づき、捜査を主導していると明らかにした。

フランスでは昨年10月、パリ近郊で歴史教師がチェチェン系の若者に殺害される事件が発生している。