[ベルリン 4日 ロイター] – ドイツのランブレヒト法相は4日、新型コロナウイルスワクチンを接種し終えた人やコロナ感染症から回復した人に対して制限措置を緩和する方針を内閣が了承したと明らかにした。

ランブレヒト氏は制限措置について、その正当性が認められなくなった時点で緩和されなければならないと指摘。「ワクチンを完全に接種した人や回復した人のウイルス感染リスクが大幅に減少した場合は、対策にそのことを考慮する必要がある」と述べた。

方針は上下両院の承認を経て、週末にも施行される可能性があるという。

これにより、ワクチンを接種し終えた人や感染症から回復した人はショッピング、美容院、観光地などに行く際に陰性証明書を提示する必要がなくなるほか、夜間の外出禁止令が免除され、プライベートな集会も制限なく行うことが可能となる。

ただ、ワクチン接種者には引き続きマスク着用とソーシャルディスタンシング(社会的距離)措置の順守が求められる。

ドイツでは人口の28%超が1回目のワクチンを接種し、約8%が2回目のワクチン接種を済ませている。