[ワシントン 26日 ロイター] – バイデン米大統領は26日、新型コロナウイルスの起源について、動物からの感染と研究所からの漏えいという2つのシナリオを米情報機関が精査しているものの、見解は割れていると明らかにした。

バイデン大統領は声明で「明確な結論に近づくことができるよう、米情報機関に対し情報の収集・分析に関する取り組みを強化し、90日以内に報告するよう要請した」と述べた。

さらに「報告の一環として、中国に対する特定の質問を含め、追加調査が必要とされる分野を明確にするよう求めた」とした。

ホワイトハウスは、中国が世界保健機関(WHO)主導の新型コロナの起源を探る調査に対し十分な透明性を示したとは米国は考えていないとし、米国は引き続き中国に対し、新型コロナの起源に関する国際調査に全面的に協力するよう圧力をかけていくとした。