[ワシントン 28日 ロイター] – 米上院共和党は28日、1月6日に発生したトランプ前大統領支持者らによる議会議事堂への襲撃事件を調査する超党派の独立委員会を設置する法案の審議開始を阻止した。事実上の廃案となる。

審議開始に向けた投票では賛成54、反対35となり、「フィリバスター」と呼ばれる議事妨害を回避するために必要な60票の賛成票を得られなかった。反対票は投じたのは全て共和党議員だった。

民主党上院トップのシューマー院内総務は「共和党議員は、トランプ氏の気分を害するようなことがあれば政治的に不利になることを恐れ、大うそを擁護することを選んだ」と非難した。

共和党がフィリバスターによって法案を事実上の廃案にしたのは今年初となる。