【ロンドン時事】国連食糧農業機関(FAO)が3日発表した5月の世界食料価格指数(2014~16年=100)は前月比5.8ポイント上昇の127.1となり、12カ月連続で前月を上回った。この1年で4割値上がりし、11年9月(130.4)以来9年8カ月ぶりの高水準となった。トウモロコシや小麦など穀物価格が高騰している。
前月比の上げ幅としても、10年10月(6.0ポイント上昇)以来の大きさだった。
価格指数の内訳を見ると、穀物が前月比7.5ポイント上昇の133.1となり、全体を押し上げた。世界的な需要拡大に加え、干ばつでブラジルのトウモロコシ生産が減るとの見方が広がっている。
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