英政府は米国や欧州連合(EU)からイングランドへの渡航者について、新型コロナウイルスワクチン接種を完了していれば入国後10日間の隔離措置は8月2日から不要になると発表した。

  一方、米ニューヨーク州は、同州職員のワクチン接種および検査の義務化に向けて労働組合と作業を進めている。クオモ知事は9月のレーバーデーまでの義務化を目指すとし、地方自治体にも同様の対応を呼び掛けた。

  ブルームバーグが毎月まとめる世界で最も安全な国・地域の番付「COVIDレジリエンス(耐性)ランキング」の最新版ではノルウェーが1位になり、米国の首位は短命に終わった。米国はワクチン接種率が横ばいとなり、デルタ変異株の広がりで7月には感染者が再び急増した。

米国1位守れず、経済再開もデルタ株打撃-コロナ時代の安全な国番付

  米ファイザーは今年のコロナワクチン売上高予想を335億ドル(約3兆7000億円)と、従来予想の260億ドルから上方修正した。

ファイザー、今年のコロナワクチン売上高予想を335億ドルに引き上げ

  マレーシア政府は、新型コロナ関連制限を緩和するかどうか判断する際、新規感染者数でなく死亡率や症状の重さを基準とする案を検討している。

  ドイツではワクチン接種完了者が人口の半分を超えた。27日時点での接種完了者は人口の50.2%、少なくとも1回目の接種を終えた人は61.1%。シュパーン保健相がツイッター投稿で明らかにした。

  医学誌ランセットに掲載されたデータでは、英アストラゼネカ製ワクチンの2回目の接種では血栓症のリスクが高まらないことが示された。

  米ジョンズ・ホプキンズ大学とブルームバーグの集計データによると、世界の新型コロナ感染者数は1億9550万人、死者数は418万人をそれぞれ上回った。ブルームバーグのワクチントラッカーによれば、世界のワクチン接種は計39億3000万回を超えた。

原題:N.Y. Eyes Shot Mandate for Workers; NYC $100 Offer: Virus Update(抜粋)