[ワシントン 17日 ロイター] – 米中央軍のマッケンジー司令官は17日、アフガニスタンの首都カブールで先月実施した無人機による攻撃で7人の子どもを含む民間人10人が死亡したと発表し、「悲劇的な失敗」とした上で謝罪した。

マッケンジー司令官は記者団に対し「攻撃時点では、空港にいるわれわれの部隊に対する差し迫った脅威を回避したと確信していたが、調査により攻撃が悲観的な失敗だったと結論付けられた」と指摘。無人機攻撃による死者が過激派組織「イスラム国」(IS)の一員だったり米軍に対する直接的な脅威だったりする可能性は低いとし、国防総省が遺族への補償金などの支払いを検討しているとした。

オースティン国防長官は声明で「お詫びを申し上げる。この重大な過失から教訓を学ぶことに努めたい」と述べた。

米軍は先月29日、アフガニスタンの首都カブールの空港への自爆攻撃を準備していたとみられる車両を無人機で空爆した。