[3日 ロイター] – 米半導体大手・クアルコムが3日発表した第1・四半期(10─12月期)の利益と売上高見通しは、携帯電話や自動車などに利用される半導体需要の急増を背景に、市場予想を上回った。

クアルコムは10─12月期の調整後の1株当たり利益は2.90─3.10ドルになると予想。リフィニティブがまとめた予想の2.59ドルを上回った。

売上高の中間値は104億ドルと予想。アナリスト予想は96億8000万ドルだった。

アモン最高経営責任者(CEO)は、追加的な半導体確保に向けた取り組みが効果を発揮しているとし、これが10─12月期の業績見通しに反映されていると述べた。

第4・四半期(9月26日まで)決算は、売上高が43%増の93億2000万ドル。予想の88億6000万ドルを上回った。

半導体部門の売上高は77億3000万ドルと、ファクトセットがまとめたアナリスト予想の72億7000万ドルを上回った。

調整後の1株利益は2.55ドル。アナリスト予想は2.26ドルだった。