[モスクワ/ワルシャワ 12日 ロイター] – ベラルーシは12日、不法移民を阻止する取り組みの一環として、必要な入国書類を保持していない約2000人を強制送還したと発表した。また、国境で不法入国者700人を拘束したという。

拘束された人や送還された人の中に、以前にベラルーシに入国した人が含まれているかどうかは不明。

欧州連合(EU)は、ベラルーシがEUに対する「ハイブリッド攻撃」の一環として難民危機を引き起こしたと非難している。

一方、欧州国境沿岸警備機関(フロンテクス)のファブリス・レッジェリ代表は12日、中東からベラルーシを経由してEU域内に入国する移民の増加に備える必要があるとの見解を表明。また、この問題が長期化することを覚悟する必要があると述べた。

ロイターとのインタビューに応じた。

同代表は、フロンテクスはベラルーシと国境を接するポーランドに地上部隊を派遣してはいないが、衛星画像の共有や航空監視の強化を検討しているとした。