共同通信

 フィンランドの研究機関「エネルギー・クリーンエア研究センター(CREA)」は13日、ロシアの化石燃料の輸出に伴う収入がウクライナに侵攻した2月下旬からの100日間で、930億ユーロ(約13兆円)に上るとの推計を発表した。欧米などが対ロ制裁を進める中、こうした収入が「ロシアの軍備強化と侵攻の重要な支えになっている」と指摘した。

 CREAは輸送データや取引価格から、ロシアの原油、石油製品、天然ガス、石炭の輸出による収入を推計した。

 輸出先は中国の126億ユーロが最大で、ドイツが121億ユーロ、イタリアが78億ユーロと続いた。(共同)