[ワシントン 17日 ロイター] – バイデン米大統領は、ロシアのプーチン大統領に対し、ウクライナ戦況の劣勢を受けて戦術核や化学兵器を使用しないよう促した。18日放送のCBSニュースのインタビューで述べた。

ウクライナ軍は東部で反攻を本格化し、ロシア軍が占領した地域を解放している。

プーチン氏は、自国軍にさらなる圧力がかかった場合、より強力に対応すると警告しており、小型核兵器や化学兵器の使用に踏み切る可能性もあるとの懸念が高まっている。

バイデン氏は、もしプーチン氏がそのような兵器の使用を考えていたら何と言うかと聞かれ、「やめて欲しい(Don’t)」と繰り返し述べ「そんなことになれば第二次世界大戦以降のいかなるものとも異なる戦争の様相を変えることになる」と述べた。

米国の対応は「結果的」なものになると述べたが、詳細には踏み込まなかった。「(ロシアは)これまで以上に世界で疎まれる存在になるだろう」とし「彼らが何をするのかによって、どのような対応をとるのかが決まるだろう」と語った。