[ロンドン 11日 ロイター] – ハント英財務相は11日、第3・四半期がマイナス成長となったことを受けて、信頼と経済の安定を回復するために「極めて難しい」決断が必要との認識を示した。

第3・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.2%減少した。長期的なリセッション(景気後退)が始まった可能性がある。

ハント氏は「この先厳しい道が待っていると確信している。信頼と経済の安定を回復するために極めて困難な決断が必要だ」と指摘した。

「しかし長期にわたる持続可能な成長を実現するためには、インフレを抑制し、財政のバランスを取り、債務を減少させる必要がある。ほかに方法はない」と訴えた。

「世界経済は極めて不安定な状況にある。だが英経済の基本的な底堅さにより長期的には楽観的になれる」と述べた。