[イスタンブール 14日 ロイター] – トルコの最大都市イスタンブール中心部で13日に起きた爆発について、ソイル内相は14日、少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊(YPG)」の犯行との見方を示した。爆発物を置いた人物を含む22人の容疑者を逮捕したと明らかにした。

爆発は、歴史的地区ベイオールにあるイスティクラル通りで現地時間午後4時13分(日本時間午後10時13分)に起きた。当時、週末の買い物客や観光客、家族連れなどでにぎわっており、爆発で6人が死亡、81人が負傷した。今のところ犯行声明は出ていない。

ソイル内相によると、攻撃命令はシリア北部のコバニで出された。コバニはトルコ軍が近年YPG掃討で越境攻撃をしていた場所。

当局によると、負傷者のうち31人が今も病院で治療を受けている。

イスタンブールはこれまでもクルドやイスラム急進派などの無差別攻撃を受けており、クルド労働者党(PKK)系組織が犯行声明を出した2016年12月の爆破攻撃では38人が死亡、155人が負傷した。