[ヌサドゥア(インドネシア) 14日 ロイター] – 米政府高官は14日、中国の李克強首相がカンボジアで開かれた東アジアサミット(首脳会議)で、核の脅威を示唆するのは無責任との立場を強調したと述べた。

李氏は13日、バイデン米大統領らと共に同サミットに出席した。

14日の米中首脳会談を前に記者ブリーフィングを行った米高官によると、李氏は中国の対ウクライナ政策について「かなり広範に」述べ、主権の重要性や核の脅威を巡る無責任さ、一部の国が示唆しているような形で核兵器が使用されないようにする必要性を明確に強調した。

高官は、ロシアによる無責任な発言や活動について中国が一定の違和感を感じているのは間違いないとの見方を示し、「ロシアの軍事作戦での行動に中国がおそらく驚くと同時にやや困惑しているのも否定できないだろう」と述べた。