[ワシントン 2日 ロイター] – 防衛大手ノースロップ・グラマンは2日、カリフォルニア州パームデールで米空軍の新型長距離ステルス爆撃機「B─21レイダー」を公開した。

B─21は前身のB─2と同じ全翼機で、通常兵器と核兵器の双方を搭載可能。空中での給油機能も備えている。現在のインフレ調整後の価格は約7億5000万ドルと予想されている。

公開イベントに出席したオースティン国防長官は「30年以上ぶりの戦略爆撃機」導入になるとし、「最も高度な防空システムでさえ、上空でB─21を発見するのに手間取るだろう」と語った。

米軍は少なくとも100機を調達する計画で、B─1、B─2爆撃機の後継機とする。

ノースロップ・グラマンの航空システム部門副社長兼ゼネラルマネジャー、ダグ・ヤング氏は第6世代爆撃機と呼ばれる同機について、より耐久性のあるステルス素材が採用され、運用コストなどを最小限に抑えられると、ロイターのインタビューに答えた。

来年半ばに初飛行が予定されており、現在は6機が組み立て段階にあるという。