[ベルリン 8日 ロイター] – ドイツのショルツ首相は、ミサイル防衛シールド(MDS)を今後5年以内に開発したいとの意向を示した。8日に発行されたフンケ・メディア・グループと仏紙ウエスト・フランスとのインタビューで語った。

「現在、政府はさまざまなシステムのメーカーと協議し、具体的な決定に向けて準備を進めている」と述べた。

また、ドイツの国防費を拡大し、北大西洋条約機構(NATO)が同盟国に対して設定している国内総生産(GDP)比2%という目標の達成を目指すと改めて表明した。

ドイツなどNATO加盟国は、兵器を共同購入して欧州のミサイル防衛を強化する「欧州スカイシールド・イニシアチブ」の構築で合意している。

イスラエルの弾道ミサイル防衛システムの大気圏外迎撃ミサイル「アロー3」、米国の地対空ミサイルシステム「パトリオット」、ドイツの短距離空対空ミサイル「IRIS─T」などが検討されている。