[ストックホルム 11日 ロイター] – スウェーデンのクリステション首相は11日、原子力発電所の新設に向けた法案を準備する方針を示した。発電量を増やし、エネルギー安全保障を強化する。

同国は過去数十年で複数の原発を段階的に閉鎖。再生可能エネルギーへの依存度が高まっているが、電力供給の予測が難しくなることがあり、方針を転換する。

現行法では原発の総数が10基に制限されており、現在の立地以外への原発の建設も禁止されている。

法案が成立すれば、コスト効率の良い小型原発の建設が可能になるが、複雑なプロジェクトとなるため、新設には長い年月がかかる可能性がある。