[ワシントン 8日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は8日、米領空に侵入した中国の偵察気球を巡り、入手した情報を世界数十カ国と共有したと明らかにした。

ブリンケン長官は、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長との会談後に行った共同記者会見で、米軍が撃墜した気球の回収作業が続く中、気球について「ほぼ1時間単位」で一段の情報を入手しており、関連情報は米議会のほか、米国の同盟国やパートナー国と共有される見通しとした。

中国の習近平国家主席が気球の飛行について認識していたかという質問に対しては、「誰が責任を負っているかと言えば中国であり、どの個人に責任があるかは重要ではない。中国が米国の主権と領土保全、国際法を侵害するという無責任な行動に関与した」と応じた。

ストルテンベルグ事務総長との会談では、中国がNATOにもたらす組織的かつ戦術的な課題について協議したと語った。

ストルテンベルグ氏は、気球の問題を受け、中国の行動パターンが確認され、中国の諜報活動のリスクを常に意識する必要があると強調した。また、中国は透明性を欠いたまま核兵器を含む軍事力を「大幅に」増強していると指摘した。