[ニューヨーク 18日 ロイター] – 米政府の資金繰り策が尽き、債務上限を現行法定の31兆4000億ドルから引き上げる期限となる「Xデー」は想定よりも早まるとの見方が、アナリストの間で浮上している。

米ゴールドマン・サックスは18日のノートで、4月入り後の税収の集まり具合が悪いため、Xデーが6月前半になるとの見通しを示した。これまでは8月半ばにXデーを迎えるとの見通しを示し、4月の税収が少なければ時期が早まる可能性があると予想していた。

シティのアナリストチームも6月か7月に短期的な措置が実施されるとの予想を示した。

米財務省は早ければ6月5日に政府の資金繰り策が尽きると警告している。一方、議会予算局(CBO)はこの時期を7月から9月の間と予想している。

18日の米金融市場は、米債務上限を巡る先行き不透明感や追加利上げの可能性を織り込む形で、2カ月物米財務省証券の利回りが少なくとも2018年以来の水準に上昇した。

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